アビリンピック長野2012 視察

 平成24年10月20日~22日の3日間「アビリンピック長野2012」を視察してきました。今回の視察は2016年山形大会招致を見据え、県からの呼びかけにより関係諸団体が集まり実施されました。

  このアビリンピックの正式名称は「全国障害者技能競技会」です。アビリンピックは親しみが持てるよう愛称として使われています。このアビリンピックは、4年に1度開催される国際アビリンピックの予選も兼ねており、上位入賞者は選考後に世界大会へ出場することとなります。

ホワイトリング階乗

 会場は競技会場として、「ビッグハット」「スノーリング」開会・閉会式会場として「ホクト文化センター」の3カ所の会場を視察することができました。

  長野県は冬季オリンピックが開催された場所です。今回会場となった「ビッグハット」「スノーリング」もオリンピック時に使用された施設で格式を感じさせる競技場でした。

喫茶サービス競技風景

  選手全員がとても真剣な表情で競技に打ち込んでいました。応援の方もじっと静かに選手の邪魔にならないよう静かに応援されていたのが印象的でした。

ワードプロセッサ競技風景

 PC競技種目の中では「ワードプロセッサ」が競技者が多く、「データベース」「ホームページ」が以前より競技者が増えてきている感じがしました。これは、現在の雇用情勢の中求められている分野であると感じさせられました。

競技全体の様子

 競技のほかにデモンストレーションとして、「IT」「クリーニング」「ベッドメイキング」の3種が一般公開されていました。特にホンダ自動車がデモンストレーションされていた「IT」は、障害者の技術取得や、将来の雇用体型等の説明がありました。

 リンゴをイメージしたお菓子

 閉会式終了後、選手や関係者にプレゼントが配られました。プレゼントには、長野をイメージしたお菓子(写真はりんごをイメージしたお菓子)が入っていました。これは、長野県下の福祉事業所内で作業されている障害者が製作されたものです。

 今回の大会では競技は全23種目から行われ、山形からは4種目に4人の選手が出場しました。各競技の入賞者は、開催地の長野県、2014年開催県の愛知県の選手が多かったようです。本県での2016年開催に向けて、今まで以上に技能レベル向上が期待されるところです。