最新デジタル機器からルーペを改良したアイデア製品まで、見えない方・見えにくい方の生活に役立つ製品が集まり、仙台駅近くの会場で開催されました。
機器を実際にふれたり説明を受けることで、実用性を確認することができました。
専用用紙に立体印刷する印刷機です。写真では葛飾北斎の浮世絵プリントがされています。黒い顔料の部分が柔らかい樹脂で盛り上がってプリントされています。手で触って図形等を知ることができます。
使用の一例としては、薬瓶にそれぞれにプリントした図形を貼り付けて指で触ることで「薬の名前を知る」といった使い方があるようです。
多くの種類のルーペが展示されていました。昔からある身辺において置きたいグッズのひとつです。PCで原稿を打ち込む際に便利そうなアイデア商品もありました。
テレビを自分の声で操作するシステムです。
スマートフォン操作を音声で知らせえるスマートフォン機器です。実際に視覚に障害のある方がデモンストレーションなさっていました。
音だけ出力されるテレビです。キー操作も単純で、緊急速報にも対応されています。非常用にもよさそうな製品でした。
全盲の方と弱視の方では必要とする機器は違ってきます。障害を持った方ご自分が触って使い勝手を試すことが一番良いと思うのですが、視覚障害を持った方のそばにいる方がより的確なアドバイスができることも大切なことだと思います。また、障害を持っていなくとも加齢とともに視力が落ちてくるものです。普段の生活でどれだけ見ることで情報を得ているのか、そして大切なことか考えさせられました。
今回出展された企業さんのホームページはメディアかがやき関連リンクで紹介しています。